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気仙沼応援キャンペーン

東日本大震災で被災された視覚に障がいがある方を中心に継続的なサポートを行ってまいりましたが、2015年12月いっぱいで、キャンペーンを終了させていただきました。 皆様からたくさんの物資やご寄附を頂戴いたしまして、大変ありがとうございました。 キャンペーン終了後もCAPは気仙沼を応援し続けます! 皆様もどうか気仙沼を忘れずに、ぜひ訪れてみてください。

CAPと気仙沼

東日本大震災で、気仙沼市在住のCAP会員吾妻さんが、鍼灸マッサージ治療院兼自宅を失いました。 震災前の2010年、吾妻さんの企画で気仙沼市初のバリアフリー上映会が実現し、CAPがお手伝いしました。 上映した作品は『春との旅』、気仙沼が舞台・ロケ地のひとつとなった映画です。 映画館のない気仙沼市での上映会には、スタッフ・来場者合わせて約150人が参加して、手作りのあたたかい雰囲気のなか、映画を楽しみました。
こうしたご縁から、CAPは「気仙沼応援キャンペーン」を始めました。
障がいのある皆さんを中心に応援できたらと考えて、吾妻さんをはじめ、上映会の際にお世話になった、気仙沼市障害者生活支援センターやNPO法人日本ベトナム障がい者支援センターとも連携していました。

「気仙沼応援キャンペーン」実施状況まとめ(2017年3月)

・必要な支援物資を集めて気仙沼へ送る
・専用口座にて募金を行い、支援物資の購入・配送費にあてる
2011年4月11日から2015年12月で一旦終了。

募金総額: 662,210円(受取利息含む)
支出総額: 645,695円
残額:    16,515円
物資支援協力: 延べ67人
支援物資の送付回数: 60回
送付先: CAP会員吾妻さん、気仙沼市障害者生活支援センター、
NPO法人日本ベトナム障がい者支援センターほか

<募金による主な購入物品>
2011年12月までの主な購入物品は、蝋燭や電池、水、季節の衣類、バッグ類、 扇風機、ストーブ、電気毛布、カセットテープレコーダーなど。
2012年1月以降は、傘、扇風機、旅行用バッグ、クールスカーフ、衣類など。
2013年には、靴下、レッグウォーマー、食品など。
2014年、引越しお祝い金。
2015年、バリアフリー上映会記念品。引越しお祝い金。

<残金の使途>
2017年3月、被災地支援として実施した熊本バリアフリー映画上映会の来場者プレゼントや配送費にあてる。

気仙沼バリアフリー上映会 実施報告

2011年9月25日『天国からのエール』試写会と新潟西高校から手ぬぐいで「エール」

公開にさきがけてのバリアフリー試写会が、社会福祉法人洗心会(せんしんかい)の主催で、地元の小学校の体育館で行われました。
上映会当日、参加者に新潟西高校の生徒たちから、「気仙沼へエール」と染めた手ぬぐいが贈られました。この手ぬぐいのプレゼントは、CAP会員でもある新潟西高校教諭・栗川先生から「CAPの気仙沼応援キャンペーンに協賛したい、できれば上映会と絡めて何か出来ないか」という申し出をいただき、実現したものです。
新潟西高校では2010年に文化祭でバリアフリー上映会を行っており、2011年は「春との旅」の上映に加えて、ボランティア同好会による募金活動をして手ぬぐいのプレゼントとなりました。来場者の皆さんは、手ぬぐいを掲げて新潟からの「エール」に感謝を表していました。

2012年9月8日「おとうと」上映会

BIPROGY(旧 日本ユニシス)グループの社員有志からなる社会貢献クラブ「ユニハート」から震災特別枠の寄付をいただいて、「おとうと」のバリアフリー上映会実施のお手伝いをしました。主催は気仙沼市唐桑社会福祉協議会。会場となった気仙沼市唐桑地区の「燦さん館(さんさんかん)」には約150名が来場。映画を楽しんでいただきました。

2015年12月19日『愛を積むひと』上映会

主催気仙沼市障害者生活支援センター、協力住友商事株式会社で実施。本吉町はまなすホールには120名の来場者がありました。
「気仙沼応援キャンペーン」の活動を閉じるにあたり、来場者の皆さんに記念品としてローズヒップティーとキャンディ、ポチ袋に5円玉を入れてプレゼント。
気仙沼市障害者生活支援センター・障害者就業・生活支援センター「かなえ」を訪問し、新潟西高校の皆さんから預かっていた色紙を手渡すことができました。

2017年3月12日『くちびるに歌を』上映会@熊本

主催出田眼科病院主催、共催熊本点字図書館、協力住友商事株式会社で実施。
出田眼科病院多目的ホールにて40名の来場者がありました。
2016年4月に発生した熊本地震。視覚に障がいがある方たちを励ますことができないかと熊本点字図書館に相談し実施の運びとなりました。
来場者の皆さんに紅茶のティーバックやお菓子などをプレゼント。

気仙沼からのお便り

2011.5 吾妻さんからメールにて

このたびわたいへんおせわになり、ありがとうございます。
わたしわみやぎけんけせんぬまでひさいしたものです。
あのひわとてもさむくてたまりませんでした。さいしょじしんがきたとき、
わたしわこたつのなかにはいり、ゆれがおさまるのをまちました。
そしてゆれがおさまったところで「おーつなみだ」と
きんじょのひとたちがさわいでるので、わたしわかぞくさんにんで、
くるまでたかだいにあるしんせきのうちにひなんしました。
そしてつなみがきました。
さいしょわなにがおこっているのかわかりませんでした。
すこししてから「うちがながされた」とちちにいわれたときわしんじられませんでした。
まさかながねんすんでいたところがなくなるとわおもいもしませんでした。
いまわすこしわおちつきましたがまだしんじられません。
このたびわしねまあくせすぱーとなーずのかいいんのみなさまをはじめ、
かんけいしゃのみなさまにわぶっしやいろいろとはげましていただき
ありがとうございます。
つながるひろがるのことばをささえにしていきていきます。
これからもよろしくおねがいします。
みやぎけんけせんぬまし、吾妻ちりょーいん。(原文ママ)

メルマガNo.31 (2011年5月16日発行)掲載

2011.12 吾妻さんとご家族からお電話にて

今年は本当にありがとうございました。皆さんのお気持ちが嬉しくて嬉しくて。
それに尽きます。

メルマガNo.43(2011年12月30日発行)掲載

2011.12 気仙沼市障害者生活支援センター青野所長からメールにて

仮設住宅の皆さんや、センターの利用者さんに物資を配らせていただきました。
今年1年本当にお世話になりました。ありがとうございました。
間もなく今年も過ぎ去ろうとしていますが、忘れられない年となりましたし、
皆さんからの心暖まるご支援に感謝です。

メルマガNo.43(2011年12月30日発行)掲載

2012.3 吾妻さんからメールにて

気仙沼から少し離れた涌谷(わくや)というところに落ち着かれたとのこと。

おはようございます。
吾妻です。
はやいもので、ひがしにほん、だいしんさいから、あとふつかで、
1ねんをむかえます。ふりかえれば、はやいような、みじかいような、
なにがなんだか、わかりません。みなさまにわ、たいへん、をせわになり、
かんしゃしきれません。まだまだきもちわ、おちつきませんが、
すこしずつ、まえむきに、すすんで、いきたいと、おもいますので
こんごともごしえん、よろしく、おねがいします。
あたりまえの、せいかつを、だいじにしましょう。
でわまた。(原文ママ)

メルマガ号外(2012年3月24日発行)掲載

2012.7 気仙沼市障害者生活支援センター青野所長とお電話にて

気仙沼市障害者生活支援センターは就業支援センター「かなえ」とともに移転。
新しい事務所前には3台分の駐車場があり、利用者の方が立ち寄ってゆっくり話のできるスペースや、パーテーションで区切られた相談スペース、利用者用のパソコンも設置されるそうです。
より利用者の方に身近なセンターとして、活用が期待されます。

メルマガNo.60(2012年7月17日発行)掲載

2012.7 吾妻さんからメールにて

会員の皆様こんにちは。
いつもご支援いただきありがとうございます。
あの東日本大震災から、はや1年4ヶ月が過ぎました。
早いような遅いようななんだか複雑な気持ちでいっぱいです。
まだ夢を見ているような変な感じが時々します。
今私はまだ親戚の家にお世話になりながら少しずつではありますが
仕事を再開しています。来年度中にはどこか家を借りて、本格的に
仕事をしようかと思っています。
皆様には大変お世話になり感謝してもしきれません。
あともう少しだけご支援よろしくお願い申し上げます。
ものがなくなるいうことはとても大変です。
ここに家がある、ここに仲間がいる、を大事に生きていきましょう。
暑くなります。会員の皆様も体に注意をしてください。
これからもよろしくお願いします。
長くなりましたがこれで終わりにします。吾妻。

メルマガNo.60(2012年7月17日発行)掲載

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